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2015年6月28日 (日)

Vol294  睡眠についてⅡ

  当院の広報誌Wenson通信に掲載する院長コラムの記事、先月に続いて睡眠のお話です。ちなみに6月号の記事を読まれた数名の方からは「自分は睡眠が足りてないと思っていましたが安心しました」等のお声をいただきました。

 さて、今回は夜に眠れない!という場合のお薬に頼らない対応法の紹介です。

 前回の通信で年齢と共に必要な睡眠時間は少なくなり、65歳以上だと1日トータルで6時間あれば十分とお書きしました。不眠への基本的な対応はこれをいかにして守るかという事に尽きます。

 日本睡眠学会理事で医師の三島先生によると、「寝ようとして睡眠を目標にしてしまうと失敗する。寝る努力ではなくて、起きている努力をする。若い頃より疲れやすい分、早く横になりたくなるが我慢する。どうにもならない一線が来るので、そこでバタンキューと寝ればいい。」とのことです。

 お薦めするのは、寝床にいる時間を正味眠れる時間とほぼイコールに抑えるコンパクトな睡眠。ある調査では65歳の人たちの寝床にいる時間は平均9時間であったとのことで、6時間しか眠れないとすると、3時間は眠れずにもんもんとしていることになります。量(睡眠時間)より質(熟睡感)が大事であり、「遅寝早起き」をイメージしましょう。

 また、「横になっているだけで休まる」という考え方には根拠がなく、昼寝も午後2時頃までの20分以内、うたた寝も出来るだけ避けるようにすべきです。

 人間にとって睡眠は、一生のうちの多くの時間を過ごすとても大切なものです。眠れない方は発想を少し変えて上記のような対応を行い、快適な睡眠を取り戻してみましょう。もちろん、生活の工夫をしても眠れないという方は、睡眠薬などのお薬の力を借りてみるのもいいと思いますので、かかりつけのお医者さんにご相談ください。

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コメント

私の場合、身体をめいいぱい動かした日は、吸い込まれるように眠りに就くことができます。
心配事があったり、興奮することがある日はそうはいきません。
それぞれの年齢、体力にあった運動ができ、毎日心地良い疲れの中、就寝できることができれば、それにこしたことはないのではないでしょうか。必要であれば薬に頼ることも必要かもしれませんが、できることならナチュラルに眠りにつきたいものです。これからは、それぞれの年齢、体力にあった睡眠管理も必要になってくるのかもしれませんね。

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